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パッセンジャーヨットの規定(PYC)

パッセンジャーヨットの規定について

PYCとして知られる本規定は、非常に複雑な海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS条約)の要件に従って建造することなく、最大36人の旅客を大型船に乗船させることを可能にするため業界向けに作られた規定です。PYC導入以前は、12人以上の旅客を乗船させる場合、SOLAS条約の船舶に関する基準すべてに従って建造する必要がありました。SOLAS条約の船舶に関する基準は、船舶の美しさを損なわず厳しいスーパーヨットの基準を満たすことを困難にするものでした。

View on a shipyard with cranes

パッセンジャーヨットの規定に従って建造するメリット

SOLAS条約の船舶に関する基準は、12人以上の旅客を乗船させる船舶に適用されます。しかしながら、貨物商船と旅客船に対応するために作られた国際条約標準や国際海事機関(International Maritime Organization:IMO)の主な運用上の条約の要件をヨットにも同様に適用することは事実上不可能だと広く認識されています。これに応じて、PYCはIMOのSOLAS条約、満載喫水線に関する条約、STCW(訓練及び資格証明並びに当直の基準)に関する条約と同等の規定を提供し、ヨットが、ケイマン諸島の旗を掲揚し、自由に世界規模の航行をすることを可能にする国際的な証明書の発行を受けることを可能にします。

PYCに従って建造するメリット / 所有者にとってのPYCのメリット

PYCは合意された基準がまとめられたものであり、SOLAS条約の旅客船と同等水準の安全性を提供する豪華ヨット専用に作られた規定ですが、所有者が自己のヨットを満喫できることを保証するものでもあります。本規定は、船舶の大きさや運用に適した技術、安全、運用基準を定めるものです。本規定に組み込まれた各基準は主に、商船に適用される国際条約に基づいており、条約に従うことが合理的または現実的ではない場合や安全性を強化できる可能性がある場合、条約と同等となる基準が含まれています。本規定で義務付けられている基準を順守することにより、船舶は、場合に応じて関連のある国際条約や国の法律の下、適切な旅客証明書(Passenger Certificate)の発行を受ける資格を得ることができます。

パッセンジャーヨットの規定の更新方法

本規定は、技術フォーラム(Technical Forum)を通してレッド・エンサイン・グループ(Red Ensign Group:REG)のメンバーによって作られた規定です。REGには、十分に改善された実用的で国際的に認められる基準としてパッセンジャーヨットの規定が維持されていることを保証する責任があります。Cayman Islands Shipping Registryは、2008年より本規定の事務局の役割を担っており、原案を作成し、最新の業界の慣行を反映し、国際海事機関(International Maritime Organization:IMO)の条約改正(半年ごとに発行)に合わせて本規定を更新するため毎年改正に取り組んでいます。